宮殿の部屋
ドロットニングホルム宮殿には歴代の王およびご家族が居住されたため当時の様式やトレンドが変わっていくごとに改築しましたので、室内装飾に大きな影響を及ぼしました
ヘドビク・エレオノラ女帝やロヴィーサ・ウルリィーカ女帝、グスタブ3世が、公式訪問、謁見、レセプションや晩餐会を催されていまして部屋に置いてある家具調度品に大きな影響を及ぼしました。
ヘドビク・エレオノラ女帝の華麗な寝室は、17世紀の儀典用広間の中でもその心臓に相当する部屋でありまして揃えてある家具調度品は当時のスウェーデンの著名な芸術家および職人たちにより造られました。
ここにはまた18世紀にグスタブ3世がその当時ポピュラーだったシノワズリ(絵画・工芸品・服装などにおいて中国風の題材・表現を好む傾向。17世紀後半から19世紀前半にかけてヨーロッパで流行した) のため、絵画・工芸品をふんだんに使って改築された中国の間もあります。
儀典用広間は、お一人でご自由にご覧いただくこともできますが、宮殿ガイドが案内するツアー参加されることもお薦めします。
1. 緑の広間は華麗な儀典用広間が並んでいる中で応接間の役目をしている部屋です。
写真:リーサ・ライレ・レーベック /スウェーデン宮廷
2. 改築および増築して変わってきた宮殿。 写真: ケート・ガーボル
3. 豪華でふんだんに金を使った階段は、建築家の中でも主要だった初代ニコデムス・テシーンが自分の代表的な建築物と考えて造ったものです。
写真: アレクシス・ダーフロース/ スウェーデン宮廷
4. 中国の間という名前は、中国を思い浮かべるような暖房用のペチカがあるため名づけられました。写真:ケート・ガーボル

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